ブリヂストン

大会レポート

優勝は時松隆光「ボールを替えてゴルフがよくなった」

54ホールに短縮されたブリヂストンオープン最終日は早朝から強い雨。予報でも回復の見込みはなく、接近する台風21号の影響で一層の悪化が報じられた。残り18ホールの実施に向けて力を尽くしてきたコース、大会本部も万策が尽き、6時45分、やむなく中止が発表された。

日本ゴルフツアー機構の規定により、出場選手が36ホールを消化した20日午後4時をもって競技が成立しているため、予選2日目に64を出し、通算9アンダーで首位に立っていた時松隆光のもとに勝利が転がり込んだ。
とはいえ、天候の悪化についてはすべての選手が百も承知。誰もが最初からギアを上げていかなければと気合を入れていた。そんな中、雨ニモ負ケズ、風ニモ負ケズ、見事なパフォーマンスを披露したのが時松。「あのコンディションで7アンダーは尋常じゃない」という選手からの声が多く聞かれたゴルフだった。

「天気が悪いのがわかっていたのでショットで攻めて、パットも強めにと思っていました。そのとおりパットは50cmから1mくらいオーバーめに打てていた。うまくハマりましたね」
と時松。前日はインスタートだったため、後半9ホールはリーディングボードがない状態でのラウンド。最終ホールのバーディパットを打つ前まで確認できなかった。
「3mくらいのバーディパットでしたが、入れておけば9になってトップでいられると思ったので集中しました」
緊張の中でも集中してバーディを決めたあたり、勝者になる条件は整っていたといえそうだ。
 夏以降、ブリヂストンのボールに替えてから調子が上向いた。
「タイガーも使っているボールだったので替えてみたのですが、使いはじめてよくなりました。ボール選びは止まることを重視しますが、スピン系は僕にとっては止まりすぎたので、ディスタンス系のツアーB Xを使っています」ということだ。
「1勝目は運、2勝目は実力と言いますけど、僕の場合は2勝目も運。3勝目は72ホールやって実力で勝ち取り、認めてもらいたいです」と思いを新たにするチャンピオンだった。

ベストアマは日大ゴルフ部1年・清水大成さん

「袖ヶ浦カンツリーは初めてでしたが、回りやすいコースでした。全体的に構えづらいホールがなくて、イメージに近いゴルフができました」とはベストアマに輝いた清水大成さん。
「アマチュアの試合と違ってお客さんがたくさんいて、とても楽しかったです」と笑う。「でも、ショットに苦しめられて、アプローチ、パットでしのぐ内容。絶好調ではありませんでした」。
とはいえ、プロに混じって4アンダーの10位タイはお見事。大物感満載のイケメンゴルファーの今後に期待したい。

ちなみに1973年のツアー制度施行以降、36ホールで競技が成立したのは今回で7大会目。1991年の今大会もその一つで、そのときは青木功が優勝。3アンダーが2人いたアマチュアのみ雨中のプレーオフを行った。そこで刃を交えたのが丸山茂樹と宮本勝昌で丸山が勝利を収めた。


ベストアマの大先輩とがっちり握手!